高次の自己;太陽

太陽は夜明けとともに光をもたらし、日没の後は闇が支配する。これと同様に、プレゼンス(現在に存在する状態)は、私たちが「真の自己」を知るための明かりとなる「内的な光」(意識)をもたらしてくれる。この光がなければ、人は自己を意識することがなく、暗黒の状態(眠りの意識状態)で生きることになる。古代エジプトの太陽神「ラー」は、「プレゼンス」が長く持続する状態を象徴していた。「ラー」の日輪は、のちにキリスト教や仏教の光輪や後光などの表現へと姿を変えていった。また仏像において、この日輪は炎の輪として示されることもある。



ルズビハン・バクリ(12世紀、スーフィーの神秘詩人):精神的な修行の美しさは、夜明けの美しさのようであり、 「自己」を目撃する美しさは、太陽の美しさのようである。


『古代エジプトのテキスト 』:太陽神「ラー」が地平線に昇ってから沈むまでの崇拝の呪文:「毎日あなたの日輪を見るために、私はあなたを訪れ、あなたのそばにいる。...私は永遠の地に身を投じた。私にそれを命じたのはあなたである。ああ、わが主よ」


『フィロカリア』、「告白者マクシムス」:この現世の生活の一日にわたって、自らの中で義の太陽」が沈むのを避ける者に祝福あれ。


『バガヴァッド・ギーター』 (ヒンドゥー教の聖典):アートマンの光が闇を追い払うとき、その光は、壮麗なる太陽のように、私たちから輝き出る。













イシスとネフテスに支えられ太陽神ラーの
日輪(プレゼンス)を頭上に持つオシリス
(持続するプレゼンスの状態に達した執事)(ネフェルタリの墓、紀元前約1250年)








天王 (13世紀、日本)