ワーク:梯子のような道の上昇

さまざまな秘教的(エソテリック)な伝統において、「梯子」や「階段」は、「低次の自己」による眠りの世界から「高次の自己」の「神聖なるプレゼンス」への上昇を象徴している。それは、意識的なプレゼンスを生み出すために働きかける技巧と方法から成る、上方への経路または上昇する道である。

ウスペンスキー:イニシエーションは、一連の類推によって人の心を高次の心と一体にさせる。この一連のつながりは、旧約の父祖(ヤコブ)が夢見た、天国に導く梯子である。

『旧約聖書』 創世記 28章12節:そのうちにヤコブは夢を見た。一つの梯子が地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、その梯子を上り下りしている。

『フィロカリア』、孤独者ニケフォロス:天国へと導く梯子は、あなたの中に隠されており、それは魂の中である。自分を罪から清めれば、 梯子の横木が見えて、それを昇ることができる。 

『フィロカリア』、ダマスカスのピーター:主は、梯子のような戒律を定めた。最後に、それの戒律は人間を神のごとくにする。

『ピラミッドに記されたテキスト』:天国(プレゼンス)への階段は、王のために準備されている。彼はそれを昇って天国に入ることができる。

釈迦牟尼:一つの段階も飛ばさずに階段を登り、徐々に最後まで進むがよい。

『フィロカリア』、僧セオファニス:天国へと導く10の段階がある。 この10の段階を経て神を知ることができる。 その梯子は確かに短いかもしれないが、 心の中でそれを経験できれば、 世に収まりきれないほどの富が見つかるだろう。








バース大聖堂の左塔(英国、16世紀)



Jacob's Ladder,1490 Painting School of Avignon Musee du Petit-Palais,
Avignon, France


梯子を昇る仏教徒