内面のワーク:船と漕ぎ手

夜(眠りの状態)に航行するエジプトの太陽神ラー(プレゼンス)
(アニのパピルス、大英博物館)
ウスペンスキー『第四の道』: 非常に強い感情的な要因なしに、人は15分間自分を意識することができない。感情的になるための「何か」を生み出す必要がある。 感情センターの助けがなければ、これを行うことはできない。
『黄帝内経』 素問第八「霊蘭秘典論篇」(中国医学の古典):心は五臓六腑の中心であり、君主の役割を果たす。 それは神(精神の働き)が生じてくる器である。

眠りの状態から悟りへと至る道は、秘教的伝統でしばしば「川を渡る」という象徴によって表される。それは、眠りが支配する此岸から、プレゼンスの彼岸(涅槃)へと渡ることである。この世の妄想の海を渡るには船が必要である。「船」は、内なる神性を目指して努める感情的な欲求(心の高次の願い)を象徴しており、船を航行させる「漕ぎ手」はその努力と技巧である「ワークする<私>」を象徴している。

釈迦牟尼:これは最も高次の道をゆく旅である。それは彼岸へと導く道、 「超越への道」である。
『フィロカリア』、偉大なるマカリウス:船はあなたの心(ハート)である。それをしっかりと守るがよい。
『ウダバ・ギーター』(ヒンドゥー教の聖典):この祝福された人間の姿は、頑丈な船のようだ。グル(師)が舵をとり、その帆に風を受けて、この船で輪廻(サンサーラ)の海を渡り切れることだろう。
『フィロカリア』、聖職者イリア:スピリチュアルな船の「漕ぎ手」の助けで、我々は神聖なる思想を理解する。
『エジプトの棺に記されたテキスト』:あなたは神の船に座し、曲がりくねった水路でカバ(低次の自己)に銛を打ち込む。すべての神はあなたの銛打ちである。
寒山(唐代の中国の詩僧):それは、海で砕かれた小舟に乗る天使の船員と同じようなものだ。前では帆柱が失われ、後では舵も失われ、吹きすさぶ風で漂流し、高まる波に翻弄される。どうしたら岸辺にたどりつけるのか?さらに努めよ。堅い木石のようにそこにただ座していてはならぬ。


 





















炎をあげるハート形の花瓶
モザイク画、12世紀、
サンクレメンテ大聖堂、ローマ)









昼(目覚めた状態)に航行するエジプトの
太陽神ラー(プレゼンス)
(アニのパピルス、大英博物館)








カバ狩り(宰相メレウカの墓、
エジプト、紀元前 2330年)


太陽神ラー(プレゼンスの状態)
の敵は水に急いで飛び込み、カバ
(低次の自己)の姿となった。
-- エジプトの伝説